Quantcast
Channel: WPCMS.jp » WordCamp
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10

WordCamp。

$
0
0

宴が終わり、地下鉄の階段をダッシュして現実に戻った。気がつけばもう10日前。一応感想を書いとかないと。。

WordCamp Tokyo 2009行ってきました。今回もとても充実していました。

今回はより多くの人がブログにすでに書かれているので、詳細はそちらにお任せしたいと思います。下記のブログなど細かく書かれています↓

今回の主役は何といっても、WordPressの創始者のMatt Mullenweg氏。基調講演が行われました。ご本人の希望で同時通訳がなかったのでつらかった人も多かったかもしれませんが、私は…ええ、ダメでしたね笑。ところどころしか聞き取れませんでした(毎晩寝る前にCNN Radio のPodcast聴いてるんだけどなぁ…そうかすぐ寝ちゃうから効果ないのか!)。後日、字幕付きの動画がWordPress.tvにアップされるようですので期待したいです。

その後の質疑応答も含めて、Mattのプレゼンで個人的に印象に残ったことは。

「たとえWordPressと同じようなソフトウェアを世に出しても、「コミュニティ」がついていない」

今日のWordPressの発展はコミュニティの発達あってこそ、という感じでしょうか。Mattがコミュニティを大事にしていることが感じられます。

あと、Automattic社の収益源として4つ程あげられていましたが、CNNやNewYork Timesなどに提供している「VIPサービス」が1ヶ月500ドルって…5000ドルの間違いではないかと思いました。安すぎないか汗?

写真から色を抽出して?CSSの色設定に反映させるテーマが紹介されていましたね。あれ、ずっとやろうと思って企画半ばで止まってたんですよね。使ってみたい。

そして「P2」というテーマ、あれは興味深い(すでにあちこちで導入されてる方も多いようです)。「Twitter」っぽい投稿フォームで簡単に投稿できて、なおかつブログのようにタグ付けもできるようだ。もちろんコメントも付けられて、リアルタイムなチャットのようにも使えるのかな?

Q.仕事で使っているプラグインがある日突然開発が止まってしまう。この状況をどう思うか?

…これを紙に書いて質問したのは私ですが、わかりやすくするために極端な例を挙げてみました。実際、アイディアは良いのに最新のWPに対応せず、開発が止まってしまってるようにみえるプラグインが結構あります。例えば「Custom Write Panel」。WPデフォルトの投稿画面ではなく、不動産情報・求人情報・グルメ情報など、そのコンテンツの投稿に最適な専用の投稿画面を自由に作成・カスタマイズできるプラグイン。これははっきりいって、同様のものをファーストエレメントがつくります!(すでに過去につくったものがあるので、汎用的にしてリリースします)汎用ブログツールであるWordPressを専用○○ツールに変えるプラグイン。

上記の質問に対するMattの答えは「多くのプラグインは、開発がストップしても消えてしまうことはない。オープンソースの良さでもあるが、プログラマを雇うなどして開発を引き継ぐ事ができる。マイクロソフトなどの(オープンソースではない)ソフトウェアの場合、開発がストップしてしまうことはないが、会社の都合で仕様変更が行われることもある。オープンソースではそういうことはない。」

各プレゼンターからの発表は以下のとおり。順不同でスミマセン。

Miyoshiさん、Yurikoさんからは「WordBench」の紹介がありました。私が制作させていただいたロゴも大きく映していただきまして。そろそろWordBench長野も活動を始めたいですね。

WordPress本で有名なhiromasaさんからはプラグインの作り方をデモンストレーションしていただきました。今年は自作プラグインを公開してみようかな。あまりに変なものは人様にお見せできないのでプログラマ氏に添削をお願いしようか。

(プレゼン内容は別にして、実際のエディタ画面を映すというのは、初級者の場合は何がどうなっているのか分かるのかな?という余計な心配もしてしまいました。つーか、またさらに視力落ちたな…と感じた瞬間でしたw)

Mizunoさんはショートコードの具体的で便利な使用例や基本についてプレゼンされていました。

アリウープの柏岡さんの内容は、WordPressをCMSとして企業のWeb制作等に使っている立場としてまさに共感できる内容。以前にも書いたことがあると思いますが、私がWordPressを使い始めた&好んで使い続けている理由は、

  • 足りないところはPHPで「すぐ」「簡単に」拡張できる
  • 再構築がいらない!
  • テーマ構造が分かりやすい、カスタマイズしやすい!
  • プラグインが豊富
  • 固定ページが作れる「ページ」機能
  • カスタムフィールドで関連情報を登録(DB的な利用。情報サイトには不可欠!)
  • 活発に開発が続けられているので相対的にセキュリティも(たぶん)高い
  • こんだけの規模のものはそう簡単に廃れない
  • 小規模サイトなら動的生成の遅さはまったく感じない。無論テンプレートの記述方法にもよるが。

OpenPNEやZenCartなどPHP+MySQLなアプリなら連携もラク。SQLが書ければどうにでもなる。SQLは昔は分からなかったけど、慣れてしまえば構文自体はとてもシンプルですよね?中学生英語的というか。過去に制作したサイトでも、OpenPNEの最新の日記の概要をWP上に表示する、などやっています。

tenpuraさんからは「日本語環境で必要なもの」ということで、いつもお世話になっているプラグイン「WP Multibyte Patch」を中心に紹介されていました。

Yurikoさんからはおなじみ「Ktai Style」について。やはり会場の注目度も一番高かったでしょうか。プラグインをOnするだけであそこまでしっかりしたサイトがポンッと表示されると「おぉ!」とちょっと感動します。”おもてなしの心”すら感じますね…

日本在住の唯一のAutomattic社員Micheal Pickさんからは、「WordPress.tv」の紹介がありました。相変わらずセンスいいプレゼンで楽しませてくれましたね。WordPress.tvとは、WordPressのいわばビデオ解説書コーナーです。

「WordPressテーマ・ライトニングトーク」というコーナーでは4人のプレゼンターがテーマのカスタマイズ例やプラグイン等についてプレゼンがありました。東さんはjQueryも取り入れた非常に美しいテーマめ組さんはポータルサイト向け商用テンプレートの紹介(無料ダウンロードのプレゼント付き)アーリーワイン・マイケル芳貴さんからは、Yet Another Related Posts Pluginという関連記事表示のプラグインの紹介、NaoさんからはFunction Referenceの活用のすすめ+翻訳協力のお願い、KotobaMediaというユニットの紹介など。

Naoさんが触れられたFunction Reference=関数リファレンス、これはまだ知らない日本のユーザーは多いのでは、と思います。テンプレートタグだけじゃまだまだ。このFunction Referenceには使える関数がたくさんあって、これらを使いこなすと「何でもできる!!」と思い上がれます勇気が出ます。

まだまだ日本語に翻訳されていない箇所が多いので協力者を募っていましたよ。私もCodexにアカウント作ってもらったので、ちょこっとずつお手伝いしたいところです。

会場は葛西区民館の500人規模のホールで、空席はあったものの確実に前回よりは大勢参加されていました。席は段差がありスクリーンも壇上に大きく設置されたので前回より見やすかったですね(PC接続で”写らない” “ネットに繋がらない”という場面がちょくちょくありましたが)。

休憩中にはMiyoshiさんTakeshiさんと雑談して、ビジネスユーザーの立ち位置、集まりみたいなことをチョロっと話しました。Mattに対して質問を受け付けていましたが「聞きにくい質問はいっぱいある」とは言いました。今現時点で、私個人はもしかしたら「オープンソースである」ことや「Mattってすごい!」とか、WordPressコミュニティ全体よりも「ツールとしてのWordPress」に惹かれているのかもしれません。そして、このツールでいかにお金儲けするか、と。だから、より生臭い、お金の匂いがするような話や質問や考え方の討論は興味があるけど、それってオープンソース的思考の範囲外なのかな、趣味ユーザーや純粋なMattファンや開発者には煙たがられるのかな。

しかし、Takeshiさんとは前回も同じことを話しましたが「どれだけ趣味ユーザーが増えても、ビジネスユーザーが増えなかったらプラットフォームとしては脆弱だ」と。ニュアンスとしてはそういう話をしました。趣味用途だと、飽きたらそれで終わりです。

ビジネスユーザーとしては、より踏み込んだ話し合いをしてみたい。制作費の事、セキュリティ、ライセンス、その他潜在的な問題点、WordPress関連ビジネスの広がり。

昼飯はぶらっと葛西の街を歩いて、駅の反対側で「ちばき屋」というラーメン屋(支那そば屋)を見つけました。結構人が入っていたんでうまいかなぁと。そしたら店内は有名人のサイン色紙でいっぱい、あとから行列ができていました。味もまぁ普通においしかったですね。あっさり醤油ベースの細いちぢれ麺。

夕方、懇親会は西葛西駅前の「POWERS SEA」というお店。けっっっこう、迷って探しました。何よりこの懇親会が楽しみで(笑)やっぱ酒入らないとね!。ジモネットの平山氏とも話す事ができました。ちゃっかりMatt氏やMichael氏との3ショットを撮ってたりw。私はわざわざ一眼レフ持っていったのに2枚しか撮りませんでした(汗

最近メールのやりとりをさせていただいていた「め組」のデジタルキューブの小賀氏とも名刺交換をさせていただきました。め組のポータルサイト用テーマファーストエレメントの絞り込み検索プラグインがあれば、少ない予算でもポータルサイト制作が可能になりますよ!

Mattが「最低3人の新しい人に話しかけよう」と言ってましたが、「WordPress」という共通の話題で集まっているので心理的な壁がなくて気楽に話せる。結局今回はMattも含め10人の方と名刺交換などさせていただきました。名刺交換したら、いつもブログを拝読している百式の田口氏カイ士伝氏だったとか、かなり刺激的でしたよ。プレゼンもしていただいたPHPでWEB作成の水野(Mizuno)氏、Tama Tech. Transの真弓氏、うつらの萩原氏アライドアーキテクツの石田氏吉村ライティング事務所の吉村氏と名刺交換させていただきました。みなさんありがとうございました。

悲しいかな長野からの日帰りなので、今回も懇親会途中で8時(9時のバスにギリギリ!)に会場を去りました。

帰り際にtenpura氏と、お互いバックグラウンドが似ている?という話をしました。実はお互い音楽方面で働いてたのですね。私は実は、もう13年前の今頃、コロラドのボールダーの更に山奥の背丈ほども雪が積もるスタジオでアシスタントエンジニアをやっておりました。やがてネットの世界に目覚めて去ったのですが。。。中学時代から毎月欠かさず盲目的に買っていた「Sound & Recording Magazine」も去年買うのを止めました。何やらシンミリ(笑

tenpura氏とちょっと話しすぎて時間なくなって最後、新宿西口の階段ダッシュしますた;

帰り際の皆さんのあたたかな見送りが嬉しかったッス><

信州飯田に降り立つと途端にシーンとした静寂とクシャミハナミズ復活。。日常に戻ったのでした。

(実行委員のみなさま、ありがとうございました。チケット忘れてすみませんでした!)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 10

Trending Articles